日本人ってすごい! | ノーベル化学賞受賞 下村 脩さん

目次

エピソード紹介

出典:ウィキペディア

ノーベル賞受賞決定後のインタビューで「これまでの受賞者は、旧帝国大学の出身がほとんど。
(私は旧長崎医科大付属薬学専門部の出身だが)いい学校に行かなかったから良い研究ができなかった、そんな考え方はやめてほしいね」と語る。

アメリカ合衆国に居住しているが、国籍は日本国籍のまま(アメリカの永住権は取得)である。
下村は、「何でわざわざアメリカ人に変わる必要があるの?
日本人でもアメリカに住める。
研究費を取るにも差別はなかったし、ほとんど不便は感じない」と述べる。

発光生物の研究を50年間もの間中断することなくずっと続けられたのは、多くの共同研究者や同僚の支援があったおかげと感謝している。
また、「自分のすべての研究は、3人の恩師に導かれて生まれてきた」と述べている。

受賞の知らせを聞いた直後にも、「3人の恩師に導かれ今日がある」と奥ゆかしく語っている。
2008年12月のノーベル賞受賞記念講演 (Nobel Prize lecture) の中でも、3人の恩師を顔写真入りのスライドで紹介し、感謝の気持ちを表している。

2008年(平成20年)ノーベル化学賞を受賞すると、その受賞理由となった緑色蛍光タンパク質 (Green Fluorescent Protein; GFP) がオワンクラゲ由来であることも報道され、オワンクラゲを飼育しているクラゲ水族館こと鶴岡市立加茂水族館が注目された。これにより、同館の入館者数が通常の1.5~2倍に増加した。

同館で飼育されているオワンクラゲは、自然界から採取した成体は発光するものの、人工繁殖で世代交代させると発光しなくなっていた。
そのことを聞いた下村が2008年(平成20年)10月24日に直接同館に電話をし、「セレンテラジンを餌に混ぜれば、2週間で光る」とアドバイスをした。
そして、下村の紹介で、三重大学大学院生物資源学研究科の教授、寺西克倫からセレンテラジンを譲り受け、発光実験に取り組んだ。
その結果、人工繁殖で世代交代させた個体も、発光するようになった。

目次