目次
- 内容の要約
- 始め方
- アカウント登録と初期設定
- Discordとの連携
- 利用規約の同意
- プラン選択
- 基本操作
- 画像生成の基本
- プロンプトの入力方法
- 設定オプション
- イメージサイズ(アスペクト比)
- スタイリゼーション
- ウィアードネス(奇妙さ)
- バラエティ(カオス度)
- モデル
- バージョン
- スピード
- ステルス
- 画像参照機能
- 1. イメージプロンプト
- 2. スタイルリファレンス
- 3. キャラクターリファレンス(バージョン7ではオムニファレンス)
- エディット機能
- 基本的な編集
- スマートセレクト
- レイヤー機能
- リテクスチャー
- 料金プラン
- ベーシックプラン
- スタンダードプラン
- プロプラン
- メガプラン
- まとめ
- 詳細設定とパラメーター活用法
- スタイリゼーションの最適値と使い分け
- バラエティ(カオス度)の戦略的活用
- 高度なプロンプト技術
- RAWモードの活用
- 詳細なアスペクト比の指定
- 画像編集の高度なテクニック
- スマートセレクトの活用法
- レイヤー機能の高度な活用
- リテクスチャー機能の活用
- バージョン7の新機能と特徴
- 強化された画質とリアリズム
- ドラフトモード
- パーソナライズ機能
- プライバシー設定(ステルスモード)
- ステルスモードの設定方法
- 高度な参照機能
- オムニファレンス(V7)
- 高度なイメージブレンド
- 時間と費用の最適化
- GPU時間の効率的な管理
- プロンプトショートカットの活用
- 画像分析と逆エンジニアリング
- 画像からプロンプトを生成
- ジョブIDの活用
- まとめ
内容の要約
Midjourneyは、テキストを入力するだけで美しい画像を自動生成できるAIツールです。このガイドでは、初心者の方でも簡単に始められるよう、基本操作から応用テクニックまで段階的に解説します。英語が苦手な方でも問題なく使えるよう、具体的な手順を丁寧に説明していきます。
始め方
アカウント登録と初期設定
- Googleで「Midjourney」と検索し、公式サイトにアクセスします
- 「ログイン」ボタンをクリックし、「Continue with Google」でGoogleアカウントを使ってログインします
- Googleアカウントをお持ちでない方は、新規作成してください
Discordとの連携
- Midjourneyの公式サイトにアクセスし、右下の「Join the Beta」をクリックします
- 「招待を受ける」をクリックしてDiscordサーバーに参加します
- ヨットのアイコンが目印のMidjourneyのチャット画面が表示されたら、サーバー参加完了です
- 「newbies-XXX」と書かれているチャンネルをクリックして、チャットルームに入ります
利用規約の同意
- 左上の「ダイレクトメッセージ(Discordのロゴ)」を押して、ダイレクトメッセージを開きます
- 「Midjourney Bot」を選択します
- 利用規約を読み、「Accept TOS」を押して同意します
- 「Start Tutorial」でチュートリアルが見られますが、英語が苦手な方はスキップしてもOKです
プラン選択
- 入力欄に「/subscribe」と入力してエンターを押します(予測変換が出てきたらクリックでもOK)
- 「Manage Account」を押すとプラン選択画面に移動します
- ベーシックプランの場合、単月契約は10ドル/月、年間契約は8ドル/月です
- まずは単月からお試しする場合は、間違えて年間契約にしないよう注意しましょう
基本操作
画像生成の基本
- 左側の「Create」ボタンを押します
- 上部の「what will I imagine」と書かれた入力欄にプロンプト(指示文)を入力します
- 右側の「Submit」ボタンを押すと、4枚の画像が生成されます
プロンプトの入力方法
基本的には英語での入力をおすすめします。日本語でも対応していますが、単語単語で使う場合は問題ありませんが、文章の場合は英語の方が高品質な画像が生成されます。
英語が苦手な方は以下の方法を試してみましょう:
- ChatGPTを使って英語のプロンプトを作成してもらう
- DeepL翻訳などの翻訳ツールを使う
設定オプション
画面右上の設定アイコン(3本線)をクリックすると、様々な設定項目が表示されます。
イメージサイズ(アスペクト比)
- スライダーを左右に動かすか、上部の「Portrait」「Square」「Landscape」で調整できます
- TikTok用なら縦長の9:16、YouTube用なら横長の16:9がおすすめです
スタイリゼーション
- 低い値:プロンプトにより忠実な画像が生成されますが、アート性が少なくなります
- 高い値:非常にリアルな画像になりますが、プロンプトとの関連性が若干弱くなります
- 値の目安:
- 0:リアルさ重視
- 100:デフォルト
- 300:バランス型
- 600:美しさ重視
- 1000:AIらしい美しさ(現実にはいないような人物など)
ウィアードネス(奇妙さ)
- 生成される画像に癖のある、ユニークな要素を加えることができます
- 高い値にすると奇妙な画像が生成されます
バラエティ(カオス度)
- 画像のばらつき具合に影響します
- 高い値:より不均一でユニークな構図や結果になります
- 低い値:4つの画像に対して安定した結果が得られます
- おすすめの値:5〜10(構図を大きく変えずに、ディテールやスタイルを少し変えたい場合)
モデル
- スタンダード:デフォルト設定
- ロー:より写真のような、映画のワンシーンのようなリアルな構図が生成されます
バージョン
- 最新バージョンは7(2025年5月現在)
- バージョン7:高品質だがGPU時間の消費が激しい
- バージョン6.1:品質とGPU時間のバランスが良い
- バージョン2次:アニメスタイルの画像を生成できる特殊モード
スピード
- リラックス:クレジットを消費しませんが、生成に時間がかかります(プランによって使用可能)
- ファースト:デフォルト設定、バランスの取れた速度と消費時間
- ターボ:生成時間が早いが、GPU時間を大量に消費します
ステルス
- 生成した画像を公開するか非公開にするかを設定できます(プロプラン以上で使用可能)
- オン:誰にも公開されない
- オフ:エクスプローラーや検索結果に表示される可能性がある
画像参照機能
大きく3つの参照機能があります:
1. イメージプロンプト
- 既存の画像の構図や雰囲気を参考にして新しい画像を生成します
- 例:犬の画像を参照して「cat」と入力すると、同じような構図の猫の画像が生成されます
2. スタイルリファレンス
- 特定の画像のスタイルや色合いを参考にして画像を生成します
- 例:アニメ調の画像を参照して人物画像を生成すると、そのアニメ調の色合いや雰囲気を継承します
3. キャラクターリファレンス(バージョン7ではオムニファレンス)
- 特定のキャラクターや人物の特徴を維持したまま、別の環境や状況で画像を生成します
- 例:女性の顔を参照して「woman in the forest」と入力すると、同じ女性が森の中にいる画像が生成されます
エディット機能
基本的な編集
- 編集したい画像の右下にある「Edit」ボタンを押します
- アスペクト比の変更:画像の縦横比を変更できます
- 消しゴムツール:画像の一部を消去できます
- リストアボタン:消しすぎた部分を復元できます
スマートセレクト
- 「Smart Select」ボタンを押します
- 選択したい対象をクリックします
- 「Erase Selection」で選択した部分を消去、「Erase Background」で背景を消去できます
- 新しいプロンプトを入力して背景を変更できます
レイヤー機能
- 「Layer」機能を使って複数の画像を重ねることができます
- 「Add」ボタンで新しいレイヤーを追加します
- 各レイヤーで「Paint」機能を使って境界線を調整します
- プロンプトを入力して「Submit」すると、違和感なく合成された画像が生成されます
リテクスチャー
- 画像の構図は維持したまま、スタイルだけを変更する機能です
- 例:通常の画像を水彩画風や特定のアーティスト風に変更できます
料金プラン
ベーシックプラン
- 月額10ドル
- 月に約200枚までの画像生成が可能
- リラックスモード(無制限生成)は使用不可
スタンダードプラン
- 月額30ドル(約5,000円)
- 15時間分の生成時間
- リラックスモード使用可能(無制限生成)
- 商用利用可能
プロプラン
- 月額60ドル
- 生成時間30時間
- 同時実行上限が12本まで可能
- ステルス生成機能使用可能
メガプラン
- 生成時間60時間
- バージョン7の高消費に対応したプラン
まとめ
Midjourneyは誰でも簡単に使えるのに、高品質な画像が作成できるAIツールです。基本的な操作を覚えれば、あとは自分の想像力次第でさまざまな画像を生成できます。まずは基本設定から始めて、徐々に応用テクニックを試していくことをおすすめします。試行錯誤しながら、自分だけのオリジナル作品を作り上げてみましょう。