電話帳に未登録の電話番号から電話がかかってきたので調べてわかったこと、怖いこと

間違い電話
目次

こんなことで困っている方に読んで欲しい!

  • 電話帳に登録していない電話番号から電話がかかってきて困っている人
  • かかってきた電話番号が誰からかを調べたいと思っている人
  • 迷惑電話で困っている人
  • 各種登録の際に必ず電話番号が聞かれるのことが不思議に思っている人

筆者の固定電話は、NTTのフレッツ光の光電話を使っていますが、基本的には電話のやりとりは個人のガラケーやスマホを使っています。

ただ、仕事上も含めて、固定電話は必要なので、留守電話にしているのですが、最近、営業の電話とは違う不思議な電話が続いたので、相手先を調べてみました。

調べてみて、わかったことや、このことから怖いと思うことがありますので、そんな電話に関するお話を聞いて下さい。

電話番号の相手方の調べ方

いつもは、電話帳に登録がなくて、留守番電話にメッセージを残さない相手については、そのままにしておきます。

ただ、今回は、電話番号が090、080、070、050、0120などではなく03-***-****という固定電話で、何度か電話がかかってきていたので、念のため調べてみることにしました。

調べ方は、簡単で、Googleの検索窓に電話番号を入力して検索する、という方法です。

携帯の電話番号だと、わからないことが多いのですが、固定電話の場合だと、相手先がわかることが多いと思います。

今回の電話番号の相手方

間違い電話の1つ目は、ある小学校の先生からの連絡メッセージでした。

ナンバーディスプレーの契約をしているので、相手方の電話番号は残っていました。

留守番電話の内容は、保護者会の連絡をしたいので、折り返し連絡ください、というものでした。

2つ目は、留守番電話にはメッセージはなくて、電話番号だけが残っていました。

両方とも、Googleの結果で、すぐに相手方がわかりました。

1つ目の電話番号は、小学校で、2つ目の電話番号は、中学校でした。

どういう対応をしたか

実は、今回かかってきた筆者の電話番号は、つい先日、新しい電話番号にしたばかりのものでした。

というのは、その前の電話番号の所有者が、飲み屋さんのもので、今でもホームページにその電話番号が載っていて、夜中によく電話がかかってきていたんですね。

「うぃ~、これから店に行きたいんだけどやってるよねぇ~~」

こんな内容の電話がよくかかってきました。

そこで、費用はかかりましたが、少し前に新しい電話番号と交換してもらいました。

その新しい電話番号に、小学校と中学校から電話がかかってきた、ということは、前の電話番号の持ち主(生徒の親御さんでしょう)が、引っ越しなどで電話番号が変わったのに、古い電話番号を新しい電話番号に変更届けをしていない、ということが想像できます。

そこで、小学校と中学校に電話をして、事情を説明したところ、やはり、そのような事情だったようです。

ただ、中学校の方では、変更届けは出していたみたいで、学校内での連絡が行き届いていなかったみたいです。

ビッグデータとの関係で電話番号の所有者変更(名義変更)が怖いと思う話し

今回、電話番号の名義変更の件で、わざわざ記事にしたのは、今回の事例は、実は、とても怖い内容を含んでいると思うからです。

まず、電話番号という個人情報が、学校全体できちんと管理できていない、という点です。

筆者も学校や保育園関係の仕事の忙しさは承知していますが、気をつけないといけない事例ですね。

次は、電話番号の名義変更が怖い、という点です。

まずは、個人の情報が知らない間に収集されていますよ、という話し

これは、Windows11のアップデートや、各種のキャッシュレス化やカード利用に潜んでいる問題です。

筆者はその昔、コンビニができはじめた頃にセブンイレブンで半年ほどバイトしたことがあります。

私が最初に、「なるほど、へぇー」と思ったのは、レジでお金を受け取るときに、最後にレジを開けるレジボタンが、男女で年齢別に別れていることでした。

例えば、ストッキングとお菓子を購入したお客様が、25歳位の女性だったら、赤い29のボタンを押します。

すると、レジが開いて、会計をすることになります。

この瞬間、セブンイレブンの本社に、何月何日、何時何分に、どの店で、20代の女性が、ストッキングと○○というお菓子を購入したというデータが送信される、というわけです(リアルタイムかどうかは不明ですが)。

同じく、その店は、国道に面していたので、朝早く、たくさんの職人さんが弁当を買いにくののですが、その職人さんが年配の人だったら、青い49のボタンを押します。

すると、セブンイレブンの本社には、何月何日、何時何分に、どの店で、40代の男性が、○○という弁当を購入したというデータが送信される、というわけです。

思えば、予備校時代に毎日の成績がグラフ化されて、順位がわかった、というのも、今でいうビッグデータの活用、ということなんだと思いますが、このセブンイレブンでの経験は、新鮮でした。

ところが、最近、セブンイレブンに行ったら、レジが一新されていて、この男女別、年齢別のボタンはなくなっているんじゃないかと思い確認したところ、店舗スタッフ側の操作パネルの左側のハードキー部は従来通り、顧客の世代や性別を入力する10個の客層ボタンを配置している、と紹介されていました。

店舗スタッフ側の外観

ただ、もうその必要性は高くないんんですよね。わかりますか。

だって、キャッシュレス、ポイントカードを使ってくれれば、昔のレジとは比較にならないような詳細なデータが一発でわかるからです。

つまり、購入時にカードを使うと、何月何日、何時何分にどの店で、どういう製品が売れたのか、それを購入したのは、誕生日、性別、住所、氏名、電話番号など、こういう人だ、と全部わかりますからね。

これこそ、まさにビッグデータの名に相応しい流れですね。

さて、いよいよ最後が、ビッグデータの世の中での電話番号の名義変更の怖さです。

結論からいうと、電話番号の名義変更で間違った紐付けがされてしまう、という怖さがある、ということです。

昔、各家庭に固定電話だけがあって、それを家族全員で使っていたときは、固定電話の電話番号に対して紐付けされるのは、家族全員、つまり、複数であって、一人に特定できませんでした。

ビッグデータでは、つまり、データベースでは、例えば、マイナンバーカードの番号のように、世界で一つしかない数字や文字列が必要になります。

同じ名前や生年月日は、世界に二人以上いる可能性がありますので、そういうデータは、紐付けには使えません。

世界の誰ともダブらないデータが欲しいのですが、実はそんなすごいデータが身近にあるんです。

その代表が、個人が一人一台使っている携帯やスマホの電話番号です。

そして、もう一つが、メールアドレスです。

メールアドレスは、世界に同じものはないので、個人を特定するデータになります。

例えば、最近、Windows10のアップデートに伴い、マイクロソフト社が強引にメールアドレスを入力させようとするのは、こういう理由があるからだと思えば、なるほどですよね。

で、今回の電話番号の名義変更が怖い、というのは、結局、電話番号によって、間違った紐付けがなされる危険があると思うからです。

今回は、名義変更した電話番号で、学校と私が間違った紐付けをされてしまいましたが、今回、たまたま間違い電話がかかってきたので、その紐付けの修正ができました。

ところが、これが、携帯電話の電話番号の名義変更で起きたとしたら、一大事です。

例えば、前の電話番号の所有者が、クレジットカードのブラックリストに載っていたとしたら、新しい電話番号の所有者は、将来その電話番号で紐付けされて、ブラックリストの悪い情報を引き継いでしまうはずです。

電話番号やメールアドレスは、使わなくなったら永久欠番にすべきだと思いますが、携帯電話番号の売買などのサイトがあるので、こういう危険はあると思います。

まとめ

新しく携帯やスマホの契約をしたときに、その電話番号が全て新規なのかどうか、は調べていません。

ただ、電話番号やメールアドレスには、データベースの紐付けの主キーになる役割があると思いますので、名義変更などの場合には、どうか気をつけて下さいね。

また、電話番号やメールアドレスには、紐付けとしての重要な役割がある、ということは、我が身のセキュリティやプライバシーを守る上で、知っておいた方がいいと思います。

以上は、筆者の理解しているビッグデータやその怖さですが、勘違いなどがありましたら、ぜひ、教えて下さい。

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